「相談」と「愚痴」
これは似ているようで実は全く異なるものなのです。
両者とも、それぞれ悩みやストレスと戦っているということは変わらないと思います。
それではどこが違うのか。
そしてこの二つの違いを知っているのと知らないのとでは、
相手に対する話しの仕方、
そして相手の受け取り方がどう変わっていくのか。
今回は、当サイトのメインともなる、愚痴聞き・話し相手サービスに伴い、
よく間違われやすい「相談」と「愚痴」の違いについてお話したいと思います。
-相談と愚痴の違い-
簡単に違いを述べるとするならば、
相談と愚痴の違いは
「解決する意思があるかないか」、
「相手の意見を求めているかどうか」
にあります。
漢字を見てもわかる通り、
「相談」とは、
“相”→相手をする、互いに
“談”→話しをする
といった意味。
要するに、「相手と話しをする」「互いに話し合う」といった解釈が出来ると思います。
それでは「愚痴」の方はどうでしょう?
“愚”→おろかなこと、ばかげたこと、自分自身をへりくだって表現するときの言葉
“痴”→知恵の足りないこと、おろかなこと
といった意味です。
つまり、愚痴とは「ひたすらにおろかなこと」「自分自身の知恵の足りないこと」
と言った解釈になり、
“愚痴を言う”となると、「ひたすらに愚かなことを言う」「自分自身の知恵不足を言う」
といった完全に一方通行な会話となります。
ここまででも十分に相談と愚痴が違うということを
わかっていただけるかと思いますが、
ここまでは話す側の違い。
それでは果たして、聞く側の立場となったとき、
相談と愚痴ではどのように変わってくるのでしょう?
上記の通り、相談とは相手の意見を求めているので、
聞く側はしっかりと話を聞き、
ちゃんと考えて返答する必要があります。
その返答一つで話し側の悩みが晴れるかもしれないですからね。
勿論、相談をするなら話し側も聞き側の人をしっかり考え、
自分の悩みを晴らしてくれるであろう人を選ばなければなりません。
しかし、愚痴を言う場合、
話し側は聞き側の意見は求めていない為、
聞き側は頷く機械にならなくてはなりません。
相談と違い愚痴の場合は、その話しに対して、
こうした方がいいんじゃない?などの反対意見は求めてません。
ひたすらに愚かなことを話し続け、
解決というよりはストレスを発散させることだけを目的としています。
そんなとき聞き側の気持ちはどうなのでしょう。
本当に自分じゃなきゃダメだったのだろうか、
といった疑問が出てこないでしょうか?
勿論、愚痴という形でも発散はしないと、
ストレスは溜まっていく一方です。
ストレスを溜めるのはよくないことで、
つまりは愚痴を言うことは悪いことではありません。
しかし、聞き側の気持ちを少し考えたとき、
果たして愚痴る相手はその友人である必要はあるのでしょうか?
相談をしたいなら信頼出来る友人の方がいいかもしれません。
しかし、愚痴を言いたいだけならば、
当サイトのサービスを是非ご利用ください。
勿論、人に言いにくい相談なんかもお気軽にどうぞ。
誠心誠意聞かせていただきます。
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